ハイドロプリント|入稿データの作成について

水に濡れると隠れたデザインが出てくる「ハイドロプリント」

「ハイドロプリント」は、水に濡れると隠しデザインが浮かび上がる印刷技術です。湿度95%以上でも同様の効果が得られます。このページでは、その入稿データの作成方法をご案内します。

ハイドロプリントが出来る表現について

ハイドロプリントは乾燥時のデザインの白色または淡色部分に隠しデザインが浮かび上がる表現が出来ます。

※濃色部分と重なる部分は、隠しデザインが現れても見えません。

ハイドロプリント

乾燥用データ(左)、湿潤用データ(右)

ハイドロプリント

乾燥時(左)、湿潤時(右)の見え方

ストライプ加工について

乾燥時のネタバレ防止のため湿潤用デザイン(隠しデザインに)はストライプ加工が入ります。

デザインを配置するレイヤーと実際の見え方

ハイドロプリントの乾燥時と湿潤時の見え方を撮影した「画像1」で使用した実際のデータを交えて、レイヤーへのデザイン配置について説明します。

ハイドロプリント

画像1

配置について

乾燥時のデザインは「O」レイヤー、湿潤時のデザイン(隠しデザイン)は「U」レイヤー、常時見せるデザインは「CL」レイヤーに配置します。

ハイドロプリント

乾燥時のデザインは「O」レイヤーへ

ハイドロプリント

湿潤時のデザイン(隠しデザイン)は「U」レイヤーへ

ハイドロプリント

常時見せるデザインは「CL」レイヤーへ

Illustrator AI形式でのデータ作成について

基本的なデータ作成はAdobe Illustratorで行います。aiファイルで作成し、すべて半角の大文字で「P」、「T」、「CL」、「O」、「U」というレイヤー名の5つのレイヤーを作成してください。

※レイヤー名に「」は不要です。
※ 「T」や「CL」レイヤーに配置するデータがない場合でもレイヤーは必ず作成してください。
※各データは必ず該当するレイヤーに配置してください。

レイヤーの順序

必ず上から「P」、「T」、「CL」、「O」、「U」の順にしてください。  

ロック

レイヤーのロックは必ず外してください。

各レイヤーについて

以下を参照にデータを配置してください。

ハイドロプリント

レイヤー名:P

「P」レイヤーを作成し、塗り足し部分までを長方形ツールを使用し枠で囲んでください。囲った部分がデザイン変化が可能範囲です。積層レス演算データ処理(ストライプ加工)を行います。

注意点

Pレイヤーの囲みは、塗り足し部分含みトンボより内側にしてください。

電照3面ベローズ レイヤー

良い例

Pレイヤーの囲みが、塗り足し部分含みトンボより内側にある。

電照3面ベローズ レイヤー

悪い例

Pレイヤーの囲みに塗り足し部分が入っていない。

電照3面ベローズ レイヤー

悪い例

Pレイヤーの囲みとアートボードが同じサイズ。

電照3面ベローズ レイヤー

悪い例

Pレイヤーの囲みが長方形でない。

※画像内の緑線はアートボード領域、赤線はストライプの入る領域(Pレイヤーの囲み)とします。

ハイドロプリント

レイヤー名:T

「T」レイヤーを作成しトンボ(トリムマーク)を配置してください。トンボ不要な時でも「T」レイヤーは作成し表示させてください。 

レイヤー名:CL

「CL」レイヤーを作成し常に見せておきたい絵柄や文字を配置してください。

見え方

「CL」に配置されたデータは常に見えています。「CL」レイヤーに配置されたデータと重なる部分の「U」「O」のデータは見ることは出来ません。

このレイヤーのフォントサイズ

10pt以上

ハイドロプリント

レイヤー名:O

「O」レイヤーを作成し乾燥時に見える絵柄を配置してください。

注意事項

「U」レイヤーと重なるデザイン部分は、白色または淡色(カラー濃度を40%以下)に設定してください。カラー濃度が40%を超える部分は、水に濡らしても隠しデザインが見えません(変化しません)。

レイヤー名:U

「U」レイヤーを作成し湿潤時に現れる絵柄を配置してください。 

仕上がり

ネタバレ軽減のためのストライプ加工が入ります。メディア、インクの特性上、湿潤時に現れる隠しデザインは印刷外側の約3mm~6mm部分は無印刷の領域となります。現時点では、隠しデザインのフチなし印刷はできません。あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。

このレイヤーのフォントサイズ

40pt以上
※40pt以下での生産が必要な場合はご相談ください

その他の設定について

以下の設定に従ってデータを作成してください。

印刷可能範囲

B1サイズ以内    

版ズレについて

ハイドロプリントのギミックの性質上、乾燥時のデザインと湿潤時のデザインにおいて若干の版ズレが生じます。可能な限りズレを最小限に抑えるよう努めていますが、現状「3mmまでのズレについては仕様」とさせていただきます。予めご了承ください。

アートボード

アートボードは1つのみ使用でき、アートボードの中に複数のデータ、複数のトリムマーク(トンボ)を配置できます。

カラーモード

カラーモードはCMYKカラーにしてください。RGB、特色カラーは使用しないでください。   

文字、フォント

必ずアウトライン化を行ってください。

解像度

出力物がB1サイズ以内の場合は原寸300dpiが目安です。解像度300dpi以下の場合は画像が鮮明に印刷できない場合がございます。

ラスタライズ

印刷時に反映されないことがあるため、不透明度、乗算や加算、背景透過、ドロップシャドウ、ぼかし等 透明効果は使用しないでください。ラスタライズ処理をして画像化に変えてから入稿してください。「P」、「T」レイヤー以外はラスタライズ(ビットマップ化)してください。

ラスタライズ(ビットマップ化)の方法

保存

aiファイルで保存しファイル名は英数表記にしてください。

Illustrator AI形式以外のデータについて

PSD形式や、PNG、JPGなど画像形式など、Illustrator AI形式以外でもご入稿いただけます。普段見えているデータ、隠しデータの2種類のデータを用意してください。

※各データ名称に仕様(オモテ、ウラ)を明記し2種類のデータは全く同じ大きさにしてください。異なるサイズのデータは承ることが出来ません。  
※入稿データそのままで出力いたします。ご入稿いただいたデータが小さい、解像度が荒いなどの原因によって、出力結果の画像が荒くなることがありますのでご注意ください。