水に濡れると隠れたデザインが出てくる

ハイドロプリント

ハイドロプリントとは?

印刷面を水で濡らすと発色し乾くと消色する印刷技術です。印刷表面が乾いた状態では表面の印刷デザインしか視認できませんが、水に濡れると裏面に印刷されたデザインが浮び上ります。

※多湿(湿度95%以上)でも同現象が起こります。

 
ハイドロプリント

①トリガーについて

ハイドロプリントの隠しデザインを出現させるためのトリガーは「水」となります。雨が降ったり、霧吹きや水鉄砲などを使って水に濡れることで隠れたデザインが出てきます。

※音が流れます。

②技術概要|製品仕様について

印刷表面が乾いた状態では光が乱反射をして表面の印刷デザインしか視認できませんが、水に濡れるとメディアが半透明となり平滑な塗膜が光を吸収し裏面に印刷されたデザインが浮び上ります。

乾いた素材は表面が凸凹しているので光を乱反射させます。 ところが水に濡れると、素材表面のでこぼこが薄い水の膜で覆われ、表面が平らになるので光が乱反射起こさない状態に変化。

水で濡らすと透明になる親水性のシリカ(吸水性があり、乾燥剤、インク吸着剤、艶消し剤などに利用されている)が使用されているメディアとなります。乾いた状態では白色で不透過(少し下地が透けます)ですが、水分を吸収すると透過性が上がり下地が見えるようになります。水が乾くと元の状態に戻るため、何度も繰り返し使うことができます。 水に濡らすと透過性が上がり下地がはっきりと確認することができます。乾くと元の状態に戻ります。

ハイドロプリント製品仕様
インク 屋外用UVインクです。
用紙 内装用紙です。
※用紙の詳細は「価格、見積り」ページでご参照いただけます。

ハイドロプリントの見え方(2パターン)

インクジェットのみで完結する特殊配置プリンティング技術

モノクロ ⇒カラーチェンジパターン カラー⇒カラー追加パターン
通常イメージ 水で濡らしたイメージ  通常イメージ  水で濡らしたイメージ

ハイドロプリントの仕組み(印刷階層)

ハイドロプリント

③設置・利用に関する注意点

ハイドロプリントの耐久期間
屋内 約1年です。(※1)
屋外 約半年です。(※1)
※1.2023年6月時点の評価値となります。耐候性試験継続検証中となります。

使用後

水分が乾くと元に戻り繰り返し使用できます。屋内の場合、ドライヤーやタオルの拭き取りで乾燥を早めることが出来ます。水たまりが残らないよう乾燥させてください。