データ作成のヒント

発光データについて

発光データ（ブラックライト照射時のデザイン）は光で見ています。テレビモニターなどと同じく、データ上の白色部分が最も明るく認識でき、黒色部分は最も暗く認識できません。

ブラックライトOFFの時（通常時のデザイン）

ブラックライトOFF（通常時）は色の３原色で構成された反射色を見ています。色は明るい場所で見えやすくなります。

ブラックライトONの時（ブラックライト照射時のデザイン）

ブラックライトON（ブラックライト照射時）は光の３原色で構成された発光色を見ています。光は暗い場所で見えやすくなります。

再現しにくい発光色

暗い色の表現について

光なので白が最も明るくなり、黒色は全く光が見えない部分です。例えば黒色のデザインを表現したい場合は、黒色のデザインの周りを明るくして黒色を再現します。

通常デザインと色が重なる部分

通常デザインと重なる部分の発光色は、通常色の影響を受けて見えにくくなります。通常色が消えるわけではないからです。

通常インクCMYKの赤グラデーションをベースに印刷

発光インクRGBの文字を左から橙・黄・緑・青・紫・赤と印刷。色の重なり具合を検証。

通常インクCMYKの黄グラデーションをベースに印刷

発光インクRGBの文字を左から橙・黄・緑・青・紫・赤と印刷。色の重なり具合を検証。

通常インクCMYKの緑グラデーションをベースに印刷

発光インクRGBの文字を左から橙・黄・緑・青・紫・赤と印刷。色の重なり具合を検証。

通常インクCMYKの青紫グラデーションをベースに印刷

発光インクRGBの文字を左から橙・黄・緑・青・紫・赤と印刷。色の重なり具合を検証。

チェンジング表現できない例（A→B）

下記の演出は画像AをBに変更しようとしているため、ブラックライトプリントでの印刷が出来ません。画像Ａを画像Ａ´に変えることできれいな変化となります。画像Ａ´を見る際全く光の無い空間という訳にはいかず、紫外線にも光線（明かり）が含まれておりブラックライトインクも自発光して光を放ちますのでCMYKの通常プロセスカラーが完全に消えることはありません。

チェンジング表現できる例（A→A'）