SO-KENの取り組み

インクジェット印刷

紫外線で発光する希土類は古くから活用されていたが、手描きやエアブラシなどの工法で印刷としては確立されていなかった。それは発光錯体の粒径は粒子が大きいためピエゾ方式ヘッドでの出力が非常に困難であったためである。弊社はこの点を解決しインクジェット発光インクの開発に成功致しました。発光インクジェット印刷を確立したことによって手描きでは難しかった量産も可能となり、様々な用途での活用が可能となった。インクジェット印刷が可能となったことで従来よりはるかに安価に、しかも手軽なインクジェット出力ができるようになったことは大きな進化と考えています。

オフセット印刷

インクジェットの開発で手軽に印刷が出来るようになったが、インクジェットは少量、多品種が最大の強みである。量産も可能であるが大量部数の印刷には印刷スピードと価格の面から考えて不向きである。そこで DM (ダイレクトメール) や出版にも発光印刷が適応できるように発光オフセットインキを完成させた。これによりコストパフォーマンスが向上し短納期対応を可能とした。オフセット用インキの活用が進むことでさらに多用途での需要を見出せるものと考えています。

独自開発の発光インク

発光インクの原材料は、紫外線で発光する希土類(粉末)がインクの発光材となる。成分の違いにより、赤、青、緑の3原色(RGB)に光る顔料が生成できる。この色味がよりピュアな赤、青、緑であることが重要である。「トリックプリント® 」はRGBの3原色でモニターな
どと同じフルカラー再現を目的としているので従来の単純な目的とは異なり、インクに求められる性質も大きく違っている。モニターでいうsRGBやadobeRGBにあるように原色である、赤、青、緑がより発光印刷に適した色であるほど色域が広くなる。また中間色の色域は輝度が高いほど広くなる。このことから、従来の輝度の劣る発光体では、表現できる範囲が狭いこのことから、我々は独自なRGB発光材料の開発を始めてきた。また、生成した希土類を使ってインク化する過程で、希土類によってはインク化できないものも数多くあり、その中でトライアンドエラーを繰り返しインクジェット用インクとオフセット用インキに到達した。

色変換技術

従来の印刷物は基本的には「減法混色」CMYKである。従ってモニターで見ているRGB(加法混色データ)を、減法混色(CMYKデータ)で色を再現するための色変換処理工程が必ず含まれている。その機器に加法混色(RGB)で色再現を行う紫外線発光(RGB)インクをセットしただけでは色が再現(RGB印刷)はできない。紫外線発光インクは印刷でありながら色再現方法はモニターやプロジェクターと同じ「加法混色」である。その「加法混色(RGB)」で色を表現する紫外線発光印刷物を、一般的に普及している通常印刷(すなわち「減法混色(CMYK)」で色再現する印刷機)で印刷する方法を弊社は開発した。インクジェットではCMYKとRGBの異なる2つの印刷物を相関的に表現するために、一台のプリンターで、CMYKとRGBの少し異なる2つの画像を、同じ位置に画像のズレを起こさずにプリントする必要性がある。そこで7色以上のスロットルを有するプリンターを活用し、異なる2つの画像を同時にプリントできるソフトウェアを開発した。