ブラックライトプリントのデータ作成のヒント

色の3原色CMYKと光の3原色RGBについて

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CMYK減法混色・RGB加法混色について

1. 色の3原色 CMYK と光の3原色 RGB について

色の三原色  減法混色(CMYK)

減法混色

CMYKとは、Cyan(シアン)・Magenta(マゼンタ)・Yellow(イエロー)の色の3原色にBlack(ブラック)を加えた構成要素のことでプロセスカラーとも呼ばれています。CMYを同量ずつ重ねていくと明るさが下がり、やがて黒になるのが「減色混合法」といいます。しかし、現実には黒ではなくにごった茶色になるため、CMYとは別にK版(墨版)を用意。4色刷りのカラー印刷は、通常このCMYのインキで刷られています。

 

■白と黒について
減法混色では基本印刷しない部分を白色とみなしています。黒色はKで表現し、中間色などはCMYの混色で表現します。

滅法混色

色の三原色は反射色でもあります。光を受けて反射した色を見ることになります(左図)。 当然、光の無い空間では何も見えず真っ黒となります(右図)。光を受けて色を反射し色を認識しますので、光のない空間では反射させる光がないため何も見えず、色が無いと位置付けできます。

色の三原色  加法混色「RGB」

加法混色

RGBとは、モニターやプロジェクターで色を表現する発色方式のことで、光の3原色 Red(赤)・Green(緑)・Blue(青)で色を表現します。 これは「加色混合法」という方式で、 3色が混ざるほどに明るくなり白に近づいていきます。

 

■白と黒について
加法混色では光のない部分を黒色とみなします。
RGBすべてかき合わせると白色となります。

滅法混色

光の三原色は発光色となります。プロジェクターは光りを照射しスクリーンに画像を映します。 明るい空間では少し見づらい(左図)。注:発光輝度が高いほど明るい場所で見やすくなります。 光の無い空間では自発光するので良く見える(右図) 。黒い光は存在しないので光が当たらない部分が黒色となる。 この黒色は明るい空間では黒が締まって見えず、暗い空間ほど黒が締まって見える。

2. ブラックライトプリントの原理

ブラックライト印刷

不可能と言われた発光インク(RGB)をインクジェット出力した特殊プリントを「ブラックライトプリント」と言います。た だ 発光インクで出力するに留まらず、通常インク(CMYK)と発光インク(RGB)を同時にズレなくプリントする画期的な特殊プリント技術を確立しました。それにより出来るプリント内容を簡単に下記に紹介しております。 また開発を重ね、今まで不可能といわれた発光インクと通常インクでの2重印刷のシステム化にも成功しました。 通常の光で見た場合、すべて乳白色で区別が付きません。UV-A(315~400nm)の紫外線を当てると赤、青、緑に発光するインクです。インクは無色透明ではないので、用紙の種類によっては通常照明で薄っすらとみえます。

紫外線発光インク ブラックライトプリントの仕組み

ブラックライト印刷

◆CMYKの減法混色は明るい空間で視認性が上がり暗い空間ほど視認性が下がる 。
◆RGBの加法混色は明るい空間で視認性が下がり暗い空間ほど視認性が上がる。
ブラックライトプリントは紫外線のエネルギーを受け可視光線を自発光します。

白色再現と黒色再現について

ブラックライトプリントはプロジェクターの原理に非常に近い印刷物となります。

ブラックライト印刷

ブラックライトプリントに置き換えて見ると

ブラックライトプリントは紫外線を受けて自発光します。

ブラックライト印刷

まとめ

紫外線のエネルギーを受けて自発光する印刷インクとなりますので、色の再現手法は加法混色となります。ただしモニターなどと違い印刷物でもありますので出力工程は減法混色(CMYK)での作画となります。紫外線のエネルギーを受けて自発光する( ブラックライトプリント )は減法混色と加法混色を混ぜ合わせた画期的な印刷方法となります。
ブラックライトプリントの加法混色はモニターやプロジェクターとは違い印刷物でもあります。その再現方法は印刷の出力工程で上記の加法混色を再現しなければいけません。そこで従来の出力工程のままで再現できる色変換ロジックを確立しソフト化。大きな設備投資をしなくてブラックライトプリントを導入できます。現在ではより色の再現性を高めるためカラープロファイル(ICC)の開発に取り組んでおります。

データ作成のヒント