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ブラックライトプリント

BLACKLIGHT PRINT

技術概要・取り扱い

ブラックライトプリントの技術要項や取り扱いについてのご案内です。

技術概要

ブラックライトで色が発光する!

通常光では不可視で見えませんがブラックライトを照射するとフルカラーで発光する印刷技術です。UV光を吸収して自発光するので、反射色のCMYKで表現できない色などが再現でき、奥行きのある光の3原色を使った色再現が可能です。

原材料について

発光インクの原材料は、紫外線で発光する希土類(粉末)がインクの発光材となります。成分の違いにより、赤、青、緑の三原色(RGB)に光る顔料が生成でき近紫外光である360~400nmの励起光で強発光します。

※励起光:蛍光体などの物質に励起を引き起こす光の総称

取り扱い注意事項

注1:色再現について

印刷ではCMYKが基本となりますが、本印刷の色再現はRGBを使った光の3原色となります。R(赤)G(緑)B(青)の3色を混ぜ合わせると白色になります。

光の三原色

周りの空間を暗くすることによってインクが塗布されていない部分が黒く見える

光の三原色
※データ入稿時白色背景部分はすべて発光いたします。光らせない場合は背景を透明にしないといけません

注2:蛍光増白剤について

同じような白い紙でも蛍光増白材が含まれている紙とそうでない紙が有ります。

蛍光増白剤とは
紫外線により青紫色の蛍光を発する染料。紙や繊維をより白く見せるために用いられる。また、洗剤に混合して、布地の黄ばみを消す。蛍光剤。蛍光漂白剤。

ブラックライト印刷
通常照明時
ブラックライト印刷
ブラックライト照射時 
ブラックライト印刷
ブラックライト照射時(印刷)

(写真の右の用紙)は蛍光増白剤がはいっていない用紙ですので、綺麗に光ります。一方、(写真の左の用紙)は蛍光増白剤の入っている用紙のため用紙自体がブラックライトに照らされ青く光り、綺麗な発光印刷が得られません。

注3:波長について

照射するブラックライトのピーク波長と印刷過程で行う波長調整で見え方が大きくことなります。

ブラックライト印刷
ブラックライト印刷

左の画像をそれぞれ違うピーク波長(左上から、ピーク波長365nm/370nm/375nm/380nm)で印刷設定しております。そこにブラックライトピーク波長370nmで照射し撮影した写真です。(右)照射するピーク波長と印刷の波長設定が合っていれば正確な色に発色し、照射波長と印刷の波長設定が異なれば印刷物の色味が異なって見える事がわかります。

注4:耐候性について

耐候性についてですが、使用するメディア(印刷媒体)・使用する照明(ワット数と距離)・使用する環境(太陽光)によって大きく左右されます。また、退色の要因としてUV光(紫外線)を受けることで退色が始まります。従ってUV光(紫外線)を受けない環境化ではほとんど退色は感じられません。太陽光線が当たらない暗い場所や雑誌の1ページで普段閉じている場合などUV光(紫外線)を当てなければ、ほとんど退色致しません。

 

下記表記は「適切な距離と適切なワット数」を基本として耐候性を明記致しております。 
基準参考メディア:しらおい上質紙
ライト:40W
※2010年10月以降のブラックライトプリントの評価値

使用する光源の距離との関係(1日の照射時間を12時間とする)

ブラックライト印刷

基本退色日数:約15日 

印刷メディアとUV光源の距離が30cm未満の時、退色は極端に早くなります。電飾システムなど距離をとれない場合は要チェック
ブラックライト印刷

基本退色日数  約90日~180日

印刷メディアとUV光源の距離が30cm以上離れると、緩やかな退色スピードになります。この距離を基本に耐候性を算出しています。

ブラックライト印刷

基本退色日数  約180日~365日

印刷メディアとUV光源の距離が80cm以上離れると、飛躍的に耐候性がアップ致します。壁紙などの基本距離になります。

退色のしかたについて

色の落ち方についてですが、まったく光らなくなる訳ではありません。徐々に発光輝度が落ちてきます。またRGBの色によって落ち方に違いがあり、まず最初に赤色の輝度が下がってきます、次に青色、緑色の順に輝度が下がります。各色で退色のスピードに違いがあるため、色のバランスが崩れ使えなくなる位置を退色日数と定めております。従って色によっては表記日数より伸びる場合があります。同じ距離でもUV光源の出力によって大きく耐候性は変わります。適切なワット数で御使用頂かないと、極端に早く退色する場合があります。

ブラックライトプリントは太陽光に非常に弱く、屋外での使用には向きません

太陽光線に含まれる紫外線は非常にきつく、インクの劣化が早まります。ブラックライトプリントを太陽光の下で見た時、発光していないように見えますが廻りの環境が明るすぎる為、発光を認識しづらいだけです。太陽の紫外線を受けて発光インクは発光していますので、退色していきます。太陽の下でもは薄っすらと発光印刷が見えます。紫外線の含まれていない蛍光灯などの下では薄っすらと印刷跡が見えることはありません

(注:ご使用になる蛍光灯によっては微弱ながら紫外線を含む物もあります)
注:上記はインクジェットプリント商材における注意事項となります。オフセット印刷やシルクスクリーン印刷では大きく条件・検証結果等が異なりますので、詳しくはインキの詳細ページでご確認下さい。